飲食店を開業する場合に、ロードサイド物件に目を向けてみるのは一つ手といえます。ロードサイドでの飲食店の開業は、誰もが考える駅前等の飲食店の集まる場所での開業よりも多くのメリットを持っている場合があります。立地条件により、駐車スペースを取りやすく、さらに人が立ち寄りやすければ、大繁盛させることも夢ではないです。

☆ロードサイド型の居抜き物件で飲食店経営が成功しやすい理由
新しく飲食店を開業をしようと考えている方々にとっては、どんな立地で営業すればうまくいくのか日々模索していることでしょう。人通りの多い駅前などの好立地な場所で、飲食店を開業されている方も多いですが、その分賃料などの店舗運営費用がかさみがちとなり、同時に競合店舗も複数あるケースが多々見受けられます。そのため客足も分散化されてしまう傾向にあり、必ずしも駅前一等地で飲食店を開業することが、商売繁盛につながるとはいいきれないでしょう。そこで、ロードサイド型店舗に目を向けてみると、様々なメリットがあることがわかります。このロードサイドとは、沿道のことを指します。交通量の多い公道沿いで飲食店を開業すれば、自動車やバイクなどの通りすがりに気軽に立ち寄るお客様も見込め、駅頭などの店舗密集地で商売を行うよりも成功する可能性が高まります。また、飲食店系の居抜き物件であれば、初期開業費用をおさえることもできます。

☆ロードサイド店舗は立地が命
ロードサイド型店舗で飲食店をはじめようとする場合にはまず、その場所の交通量の多さをはじめ、自動車などが店舗に入りやすい場所であるかどうかなどを、自分で調査することも必要になってきます。特に、沿道で飲食店を廃業した居抜き物件を不動産屋さんからすすめられたとしても、駐車場への出入り口が狭く入りづらかったりするなどのマイナス要素なども、自身で冷静に分析していくことが求められてきます。頻繁に自動車などが往来している好立地な場所であっても、前述したような理由で前飲食店が撤退していることが考えられる際には、その物件は見送った方が無難でしょう。ロードサイド型店舗で自分の飲食店を繁盛店にするためには、車両に乗ったお客様が気軽に寄れると思わせる好立地でなければなりません。商売全般にいえることですが、集客力が高く見込める場所で営んでいくことが、何よりも大切になってきます。 

☆ロードサイド物件で確認しておきたいポイント 
ロードサイド型店舗におけるターゲット層は、主に自動車ドライバーなどになるため、車両が出入りしやすく、駐車スペースもできるだけ余裕があるところを選ぶことがポイントのひとつとなってきます。なおかつ、集客が見込めそうな物件が居抜きであれば、閉店したテナントの什器や設備といったものが残っています。それを流用することが可能であるようであれば、スケルトン物件と比べてみても、はるかに飲食店舗開業時の初期費用を削減することができます。そうした好立地の居抜き物件を下見する際には、店舗への車両出入りがしやすく、カーブした幹線道路ではなく、見通しの良い直線道路沿いにある物件であることなどをチェックしていきたいです。なお、物件確認時には、経営者目線だけではなく、お客様視点に立って物件を見てみることも、ロードサイド型飲食店を成功させるためには重要な要素となり得るでしょう。